バス観光ハプニング2003
HAPPENING for SIGHTSEEING BUS TRIP in TOKYO 2003

BBS_download text

■進行表

場所 時刻 項目 担当者 演目/内容 使用物 配布物 具体的な方法/段取り 備考
■360° 9:30 スタッフ集合     スタッフであることを参加者に示すための何か(腕章等)があればよいのだが。   乗用車(レンタカー)に現地使用/配布物をもれなく積んでおくこと。 ハプニング進行中、ヴァリンダと村井はバスに搭乗し、残りのパフォーマーは主にこの乗用車で移動する。
  10:00 受付開始 ヴァリンダ
矢野
  作業台
参加者リスト
等々
番号札?    
 

10:30

約10分

事前の説明 村井

今回のハプニングについて

  1. この企画は1966年に行われた「バス観光ハプニング」の記録に触れたことを動機として、新たな内容のもとに再構成したものである。
  2. バスは都内数カ所を巡り、車内および各訪問先でハプニングを行う。
  3. 参加者は基本的に観衆ではなく演者であることを予めお断りしておく。今回の主たる観衆は、路上や訪問先ですれちがう、見知らぬ 人々である。
  4. ハプニングの内容に関する指示は、バスの車内か、もしくは訪問先に到着した時点で行われる。
  5. 参加者がハプニングで使うものは、バスを下車する時点もしくはハプニングを開始する直前にガイド(ヴァリンダ)、パフォーマーあるいは関係者が配付する。
  6. 原則として、事前に訪問先を知らせることはない。演目も同様である。すべての予定が終了した時点で、今回の内容をまとめたハンドアウトを配付する。
  7. 受付番号は一種のIDナンバーである。ハプニングを行う際に利用する可能性があるので、各自留意しておいていただきたい。
  8. また集団で行動する都合上、時には軍隊調になることもあるだろうが、そこのところはどうかお許し願いたい。

注意事項

  1. ヴィデオ等の撮影は極力控えて欲しい。今回のハプニングは、参加者が積極的にパフォーマーとして演じなければ成立しないからである。
  2. 路上でのハプニングを展開する際には、移動中の身の安全に留意していただきたい。
  3. バスにトイレはない。ハプニングを行う前に、トイレの為の小休止を設ける。
  4. 全行程を終了する時刻は進行状況によって変動する。午後五時から午後7時までの間と予測されるが、それによって解散する場所も変わる
演壇
マイク
    ここで西山さんのことを簡単に紹介するべきだろう。
  約5分 パフォーマンス 村井
Ken Friedman

フルクサスを説明する
Explaining Fluxus

いくつかの簡単な主張を用いて、5分かそこらでフルクサスを説明すること。
アナログ・タイマ   パフォーマンスが始まった時点で、関係者Xはタイマーを5分にセットし、参加者に気付かれないように村井の側に置く。村井は関係者Xがタイマーをセットした時点でストップウォッチを押し、間合いを計りながら、およそ5分間のパフォーマンスを開始する。タイマが鳴り響いたところで中断する。 関係者Xは当日決める。
  約5分? ハプニング

ヴァリンダ
矢野
五十嵐
獅子倉
(村井)

Emmett Williams

数え歌
Counting Songs

観客を様々な方法で数える−例えば、演奏者が小さな贈り物(小銭、のど飴、クッキー、ようじ、マッチ棒など)を観客全員に与え、彼が与えたそれぞれの物を数えたり、または、チョークで観客に印を付けたり、見落とさないように人差し指で数える、など。
数取器?
チェックシート?

お弁当
割り箸
パフォーマーは配布物を参加者に渡しながら、声を出してその数を数える。最後に参加者の数と配布物の余りの数を報告する。 現在のところ参加者数は招待も含め57名だが、欠員があった場合は、余りの配布物を演壇上でひとつにまとめ、ハプニングが進行する間、欠員が埋まるまで携行する。
  約5分 トイレ休憩

村井

・告知内容
バスの発車場所まで移動するが、これを最初のハプニングとする。今トイレに行く必要のある方はここで済まされたい。
 
   
■移動/行進
表参道→
代々木公園

11:15

約30分

イヴェント

■準備
矢野
村井
■誘導
ヴァリンダ
後続:全員

・Nam June Paik

牽引組曲
Dragging Suite

大小の人形、裸もしくは服を着た人形、壊れた、血まみれの、もしくは新しい人形、または本物の男か女、楽器などを、ひもで引きずって、道路や階段、床を歩く。

ホイッスル
ひも
ギター
+
カラビナ
+
リング
布等

 

■準備
・ヴァリンダ
参加者を表参道交差点みずほ銀行前まで引率し、左右にゆとりのある二列縦隊に並んでもらう。ここで人数を確認するために点呼してもよい。
・村井
ネックにひもを結び付けたギターを持って、なるべく参加者に気付かれないよう最後尾に立つ。ギターを隠すために布など利用すればなお良い。
・矢野
村井と共に最後尾に立つ。ひもの玉を村井から受け取り、二列縦隊の間を通ってヴァリンダに渡す。

■行進
・ヴァリンダ
最後尾から先頭まで、ぴんと張られたひもをつかむよう、参加者に指示する。全員の準備が整ったら 、周囲の状況を考慮しながら速度を加減しつつ、行進を開始する。代々木公園内の予め決めておいた場所に到着したら、このハプニングは終了。この後、ヴァリンダは適当なタイミングでひもの玉 (次のハプニングで使用) を村井に渡しておく。

横断歩道を渡る場合は、必ず赤から青に変わったところで進むこと。また場合によっては駆け足で渡る必要が生じることもあるだろうか。

表参道に対して垂直に交わる道を通過する際は、脇から出ようとする車等を止めておく人員が必要となるように思われる。

歩道橋を渡る際は、できるだけ最短ルートを通りたい。予め決めておければよいのだが。

ヴァリンダはホイッスルを持つとよい。他1〜2名が持ってもよいだろう。この場合、後尾からのホイッスルは緊急停止の合図となる。

■代々木公園

11:45

約30分

イヴェント
=食事

--

--

お弁当

紙コップ
お茶

スタッフ=パフォーマーは二手に別れ、参加者全員にコップを配り、お茶を勧める。

食事を取る場所は予め決めておく必要がある。現在未定。

 

12:15

約20分

ハプニング

獅子倉
五十嵐
ヴァリンダ
矢野
村井

・Ken Friedman

クリストのための梱包
Empaquetage Pour Christo

あまり大きくないものが梱包される。

クリストへのオマージュ
Homage To Christo

何かの包みをほどく。

ロールクラフト紙*2
ひも玉*1
はさみ*2
ゴミ回収袋

--

参加者全員が食べ終わったのを確認し、村井はゴミを回収して移動を開始するために集合するよう、大きなビニール袋を持って参加者全員に呼び掛ける。

獅子倉は村井が隠し持っているひもの玉を見つけ出し、一端を村井に結び付けた状態で、ひもを伸ばしながら遠のいていく。適当な距離まで離れたら、ひもの長さを半径として旋回を始める。彼は参加者全員を中心に寄せながら縛り上げていく。

五十嵐は獅子倉がひもを伸ばし始めた時点で、ロール紙の一端を参加者に持ってもらい、決して放さぬ よう頼んでから、参加者に巻き付いたひもを辿って、参加社全員を紙で包んでいく。作業の能率を高めるために、クラフトテープなどを利用すると良いかも知れない。

ひもと紙で参加者全員が包まれたように思われた時点で、ヴァリンダと矢野はそれぞれはさみを使って参加者を救出/解放し始める。

これ以後、梱包組と解放組はおだやかな戦いを展開し続けるが、梱包される対象は、解放組の手柄によって、絶えず退縮し続けていく。最後には村井とゴミ袋が梱包された状態に落ち着く。しばらく間を置いた後、村井が解放された時点でこのハプニングは終了する。村井は残りのゴミを集めて移動の準備を開始する。ゴミ分類のため、参加者に協力を求めるのもよいだろう。

クラフト粘着テープも用意しておくと便利かも知れない。

五十嵐と村井の役回りを交代した方がよいだろうか?

はさみは糸を切るためだけに使うべきだろう。紙は破くことにした方が、なにかと安全である。

ここで発生したゴミは乗用車のトランクにしまって移動するのが良い。
また、矢野はここで発生したゴミから贈り物をいくつか選ぶことができるかも知れない。

 

■バス乗車

12:45

約15分

ハプニング

ヴァリンダ

Tomas Schmit

サニタス No.165
sanitas No.165

観客は間違った番号の席に座らされる。そして、席を取り替えて(1列目から最後列に、など)間違いをなおすように頼まれる。

 

参加者はバスに辿り着いた順番で次々とバスに乗り込む。補助席もすべて塞がり、状況が落ち着きを見せ始めたところで、ヴァリンダは参加者に事情を告げ、全員にバスから降りてもらう。受付番号を確認し、順序通 りに整列させてから、あらためてバスに乗り込む。

バスの車種:High Decker 60

■出発/バス
代々木公園→
赤坂氷川神社

13:00

約30分


聞き手:村井

西山孝夫氏に聞く1966年の「バス観光ハプニング」

 

話が進む間、写真資料が回覧される。質問も受け付ける。

■赤坂氷川神社

13:30

約60分

イヴェント

パフォーマー

参加者全員

George Brecht
弦楽四重奏
STRING QUARTET
● 握手

指示書
George Brecht "STRING QUARTET"に基づく変奏

村井啓哲

参加者は出発地点から離れ、境内の見取り図で指定された四つの場所を自由な順序で巡回する。場所から場所への移動中に出会った人とは、左手で握手を交わして別 れる。それぞれの場所で出会った人とは、右手で握手を交わす。その場所を立ち去るためには、少なくとも誰か一人と握手をしなければならない。また握手をしている途中でその場所に辿り着いた人とも、必ず右手で握手をすること。右手と左手を厳密に使い分け、四つの場所すべてを巡り終えたら出発地点に戻り、巡り歩く人々の様子を見守る。全員が四つの場所を巡り終え、出発地点に戻ったら、このハプニングは終わる。

藤井貞和に「糸は結ぶものです、切れるから」という言葉があったように思い、調べてみたところ「おとは糸です、つたわるから、」であることがわかった。これは藤井貞和が三味線奏者の高田和子に贈ったものだが、村井が記憶していた言葉の方はどこからやって来たのか。

右手の握手は出会い、左手の握手は別れを意味するようになったのは、一体いつ頃のことなのだろう。

利用できるトイレの位置を確認しておくべき

■移動/バス
氷川神社→
お台場海浜公園

14:30

約30分

パフォーマンス

ヴァリンダ

Alison Knowles

あなたが選んだ靴
Shoes Of Your Choice

1人の観客をマイクの前に招き、もし来てもらえれば、自分が履いている靴またはその他の靴について説明してもらう。彼は、いつそれを手に入れたのか、サイズ、色、なぜそれが好きなのか、などについて話すよう、励まされる。

 

■ お台場海浜公園

15:00

約30分

イヴェント

パフォーマー

参加者全員

Ken Friedman

観客のためのカードミュージック
Cardmusic For Audience

10人のパフォーマーが、1から10の数字が大きく書かれている大きなカードを運んでくる。彼らは観客に向かい合ってステージに立つ。カードを持ったパフォーマーは、腕を下ろしているときは、何も書かれていないカードの裏側を見せ、腕を上げ、カードを頭上に持ち上げたときに、数字が観客に見えるようにする。 指揮者は、観客全員に1から10の数字の中から1つだけを選んでもらう。指揮者は、観客全員に一つの音を考えてもらう。指揮者は、観客全員に席から立ったままで演じることが出来るアクションについて考えてもらう。 作品が単純な一対(on/off)のプロセスであることが、説明される。つまり、自分が選んだ数字がステージ上に表示されたら、その観客は立ち上がり、自分が考えた音を出し、アクションを行う。これは数字が表示されている間はずっと続けられる。数字が表示されなくなったら、観客は自分の席に座り、静かにしている。 指揮者は、パフォーマーが異なるタイミング、組み合わせ、順序で数字を表示するように指揮する。 観客は音とアクションで、数字に従って作品を演じる。

数字ボード
座布団(人数分)

 

--指示書どおりに--

「観客(参加者)」の座席として、日比谷公会堂の階段を利用したいと思ったのだが、当日はちょうどコンサートの予定が入っているので、おそらく使えない。しかし人数分の座布団があれば、広場のまん中でも座る場所=立つ場所を自由に定められるはずだ。


15:30

30分

自由時間

獅子倉

希望者

"SMAIL GAME"?

 


16:00

約15分

集合=ハプニング

--

Emmett Williams

ラ・モンテ・ヤングのために
For La Monte Young

演奏者は、ラ・モンテ・ヤングが観客の中にいないか尋ねる。

公園管理事務所

あるいは
メガフォン

 

集合の合図として園内に放送される。
「♪ラ・モンテ・ヤング様、ラ・モンテ・ヤング様、お友だちがお探しです♪」等々。

放送が不可能であれば、パフォーマー全員がメガフォンを使い、手分けして園内を呼び回る。

これを管理事務所に頼むのは村井の役目か?

■ 移動/バス
お台場海浜公園→
青山通り>
銀杏並木入り口

16:15

約30分

イヴェント

ヴァリンダ

Yoko Ono

ランドリー・ピース
Laundry Piece

ゲストを楽しませるために、あなたのその日の洗濯物を持ってきて、それぞれについて説明すること。どのように、いつ、なぜ汚れたのか、など

旗(大)

旗(小)

■行進(行き)
青山通り>
銀杏並木入り口

16:45

約15分

イヴェント

先頭:ヴァリンダ
後続:全員

Bengt Af Klintberg

2つの旗のイヴェント/2.デモンストレーション
Two Flag Events / Demonstration

旗をもってデモ行進を行う。青空の良く晴れた日なら、空色の旗に。空が白ければ、白い旗に。曇っていれば、灰色の旗にする。

旗(大)

旗(小)

三色の旗が配られる。もしも行進中に空模様が刻々と変わるようならば、それに合わせて参加者が持つ旗の色の割合を変えていく。

--その突き当たりの 噴水の脇で--

16:30


約15分

イヴェント

全員

Larry Miller

観客のための小片
Bit Part For Audience

1編の詩の各単語が書かれたカードをそれぞれ観客に配り、観客はそれらを順序通 りに朗読する。

寸断された詩の単語カード

本来の詩が刷られた紙

■行進(戻り)
青山通り>
銀杏並木入り口

16:45

約15分

イヴェント

先頭:ヴァリンダ
後続:全員

Bengt Af Klintberg

2つの旗のイヴェント/2.デモンストレーション
Two Flag Events / Demonstration

旗をもってデモ行進を行う。青空の良く晴れた日なら、空色の旗に。空が白ければ、白い旗に。曇っていれば、灰色の旗にする。

■移動/バス
青山通り>
銀杏並木入り口 →
新宿駅西口

17:00

約15分

パフォーマンス

全員

Richard Maxfield

メカニカル・フルックス・コンサート
Mechanical Fluxconcert

マイクは路上、窓外、または聴衆から隠され、増幅された音響はPAシステムを経由して聴衆に届けられる。

音響機材

 

diagram

■新宿駅西口

17:15

約15分

ハプニング

村井

Tomas Schmit

サニタスNo.35
Sanitas No.35

真っ白な紙が、説明も無く観客に渡される。5分間待つ。

白紙

メカニカル・タイマ

 

17:30

解散

■関係各社の連絡先

ギャラリー360°

東京都港区南青山5-1-27-2F
T:03-3406-5823 / F:03-3406-5835
http://www.360.co.jp/

株式会社新日本ツーリスト(担当者:馬場誠/バス手配責任者:中村 090-4387-6724 )

日本交通観光バス株式会社

174-0063 東京都板橋区前野町2-17-2
T:03-3969-2151
http://www.nikko-bus.co.jp/

株式会社ウィット(担当者:小泉) ※バス内音響設備 T:0423-93-8862